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2007年5月 5日 (土)

ベーシック・インカム

ベーシック・インカムをご存知だろうか?
これは、全ての国民に同一金額を支給するというものです。(例えば、月10万円)

いろんな意味で実現不可能、あるいは、こんな制度には反対だという考えもあるでしょうが、私は真剣に検討する価値はあると思っています。

ベーシック・インカムの意義についてですが、現在、さまざまな社会保障・福祉制度があるが、これらを実施すること自体に費用が掛かり過ぎる(公務員の人件費など)、公平・公正に実施されていない等の問題がある。
ベーシック・インカムはこのような問題を解決し、より効率的な社会保障・福祉の実施に繋がる。

また、働く意思はあるが仕事がない、または、働いているが最低限の生活をするだけの収入が得られないという人が少なからずいて、この人達に仕事を分けるか(ワークシェアリング)、それができないならお金を分ける、という側面もベーシック・インカムにはあります。

ベーシック・インカムで恩恵を受けるのは低所得者層で、負担が増えるのは高所得者層であると考えられ、高所得者層からは反対されそうである。
しかし、「妬まれるお金持ち、その理由は?」に書いたように、している仕事に見合わない高額な報酬を得られる組織・構造を作って、低所得者がその状況から抜け出るのを難しくしている面もあり、応分の負担は当然ではないだろうか。

『支え合い』を受け入れたくないという者もいるが、この人達は主に、収入は多くないが支える側にいる層だろう。
この人達には、いつ何時、支えてもらわなければ生きていけない状態になるか分からないわけで、そうなった時の事を想像して欲しい。

また、労働力が足りているから仕事がないという見方もでき、日本には富も十分あるわけだから、積極的に働きたい人だけが働いても社会は成り立ちそうに思うが、どうだろうか。
こう言うと、全く働かないことを想像し、不健全なように思うかもしれないが、過度なストレスにならない程度に仕事量を調整した生き方は、今の現実より健全ではないだろうか。
日本人程は働かず、それでいて余暇を満喫する生き方の人が多い欧州の国を想像すると分かり易いのではないだろうか。
そもそも、ベーシック・インカムが実現されることで、全く働かない生き方を選択する人は少数だと思うが。(これは教育次第だと思う)

ベーシック・インカムの財源について考えると、一人あたり月10万円なら、総人口を掛けて、年間約144兆円が必要になる・・・・これ以上は計算しようにも必要な数字がよく分からない・・・・。
年金・生活保護・子供の医療費助成・失業保険などは、ベーシック・インカムに吸収し、関係する公務員等を減らし、支払っている保険料(年金など)相当額は、消費税などに転嫁する。
これだけでは足りないのだろうが、誰か試算してみません?

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