利子所得の裏側
「低金利政策で家計の利子所得が奪われた」などという意見がある。
この意見に対して、「利子所得の裏には金利負担があるということが分からないのだろうか」と疑問だったが、確信はもてずにいた。
昨日のWBS(テレビ東京のテレビ番組)で、これに関する資料が紹介されていた。
それによると、家計の利子所得から金利負担を引いた額は、1997年辺りを境に、プラスからマイナスに転じている。
つまり、現在は、利子所得より金利負担の方が大きい状況にあるわけです。
それにも拘らず、番組では「金利負担は固定金利の住宅ローンが中心なので、金利を上げても負担はそれほど増えず、家計の利子所得が増えることで個人消費が増える」などと解説されていたが・・・・。
日本における「借金王」は誰かと言うと、公的部門(政府や地方自治体など)です。
では、この公的部門にお金を貸しているのは誰かと言うと、主に日本人です。
また、この公的部門の借金を返すのは誰かと言うと、税金で返していくわけですから、これも日本人です。
つまり、日本人全体で見れば何も問題はないわけです。
ただし、公的部門を介して金利を負担する側と利子を受け取る側との経済格差は広がっていくと思われる。
まとめると、利子所得と金利負担の関係は、公的部門の借金と税制も考慮しなければならないということです。
国の借金と金利と同じような内容になってしまったな・・・・。
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